優しい先輩はとんでもない不良でした




学祭の準備期間は、ギャル軍団達と一緒にいた。


メイクはどうしようかーとか、髪型はこうしよう…とか。


なんだか楽しい♪



珀疾さんがいなくても大丈夫だもん。




学祭当日––––––––


他校とうちの学校が入り混じり、人、人、人‼︎


迷子になっちゃいそう……。


「杏菜〜‼︎早く行くぞ〜‼︎」

「あ、うん‼︎今行く‼︎」

「ウチらは下駄箱付近で売り込みだから‼︎頑張ろ〜♪」

「ふふっ、頑張ろうねっ‼︎」


未知の体験だった濃いめのメイクをギャルの皆さんがやってくれた。


付けまつ毛って初めて付けた……。


重たくて視界がちょっと邪魔〜……。



ガンガン進むみんなの後ろを着いてくだけのあたし。


あぅ〜……前でみんなナンパされてる⁉︎


「可愛いから買っちゃう‼︎」

「え〜‼︎マジ⁉︎ありがと〜♪」

「いつ終わんの?この後、遊ばね⁉︎」

「下心見え見え〜‼︎」


きっと、他校の高校生。


チャラくて怖いよぉ〜‼︎


珀疾さんがいたら助けてくれるのに‼︎