優しい先輩はとんでもない不良でした




少しぐらい可愛いって自覚と危機感は持ってもらいたい。


『あたし浮気しませんよ?』

「は?したら、ぶっ飛ばす」

『ぶっ飛ばす⁉︎珀疾さんも浮気ダメですからね‼︎』

「しねぇよ。あ、でも色気ムンムンの女なら…」

『バカ〜‼︎絶対に嫌だ〜‼︎』


耳元でうるさっ‼︎


耳がキーンって…キーンってなったわ‼︎


「杏菜といたら浮気する暇ねぇよ」

『それなら良かった〜‼︎』

「はいはい。つーか、もう寝たら?」

『はーい…。また電話して良いですか?』

「いいよ。俺も杏菜の声聞きてぇし」


いつでも電話しろって事だ。



電話を切って、いつも通りスマホを床に放り投げた。


俺の隣に杏菜がいたら良いなぁ〜とか考えたり。


そしたら、手繋いで抱きしめて…キスして触りまくって………



この先はまだ杏菜には早い。


我慢するよ、俺先輩だから。



気付いたら必要不可欠な存在になってんじゃん。


杏菜にどっぷりハマってる。



目を閉じたら、電話で聞いた可愛い声を思い出す。


杏菜の声を聞いた夜は、よく眠れる。