優しい先輩はとんでもない不良でした




当ても無くふらふらとウインドウショッピング。


珀疾さんとなら、どこだって楽しい‼︎


途中、お腹が空いてファミレスに入った。


夏休みのせいか、家族やカップルが目立つ。


あたしと珀疾さんもちゃんとカップルに見られてる?


なんだか頬が熱くなってきた……。



「どっか行きたいとこある?」

「ん〜…ほとんど行き尽くしちゃいましたね」

「だなー」


でも、あたし達に「帰る」って選択はないの。


まだ一緒にいたい。


「…あっ」

「なしたの?」

「あの……嫌じゃなければ…」

「おう」


断られるの覚悟です。


きっと、珀疾さんはこうゆうの嫌いそうだし……。


俯き気味にそっと言ってみた。


「お、お揃いのモノが欲しい…です…」

「じゃあ、どっか雑貨屋とか?」

「へっ⁉︎いっ、良いの⁉︎」

「杏菜とは特別」


思ってもなかった答え。


珀疾さんのこと、もっともっと好きになっちゃう‼︎