優しい先輩はとんでもない不良でした




ダイエットして脚細くしたいー‼︎


半分嫌々、試着室のドアを開ける。


珀疾さんが頭ナデナデしてくれた…。


「それ、買ってやるから次のデートに着て来て?」

「は、恥ずかしいもん…」

「似合うのにもったいねぇ〜」


ケラケラ笑うもんだから信憑性薄い‼︎



だけど、あたしの左手には可愛らしいピンクのショップバッグ。


ワンピース買ってもらっちゃった……。


実はけっこー欲しかったから嬉しい…。


「珀疾さん‼︎あ、ありがとう…」

「杏菜に似合うから買っただけ」

「着てほしいからでしょ?」

「ははっ‼︎それも一理ある」


女の子らしいカッコとか、ちょっと緊張するな〜…。


今のカッコでさえ、気合入り過ぎて緊張してるのに。


「大丈夫。お前が思ってる以上に可愛いから」

「からかわないで下さいよ〜」

「割と本気」


ニヤッと笑い、あたしの右手に優しく指を絡める。



一緒にいる間に何回ドキドキすれば良いの?