優しい先輩はとんでもない不良でした




反抗期真っ只中の弟でストレス溜まっても、杏菜に会えばすぐ解消。


土日が早く終われ‼︎って思ったの初めて。


廊下で見付けた瞬間、後ろから抱きしめた。


「珀疾さん⁉︎ここ廊下‼︎」

「知ってる。ダメ?」

「へっ…?」

「ちゅー」

「ダ、ダダダメに決まってるじゃないですか〜‼︎」


ケチ〜………。



悔しいから半ば強引に美術室。


和泉は最近、国語科準備室に引っ越しした。


多分、俺らに気ぃ使ってくれたんだよな。


「珀疾さん…。授業始まっちゃう…」

「うるせーよ。先輩命令」

「年上ってズルイなぁ〜…」


唇を尖らせて、いじける。


そんな杏菜が可愛くて、長めのキスでストレス解消。


ギリギリまで離してやんねー。


「珀疾さん、あたしのことすごく好きでしょ⁉︎」

「すげぇ好きだから、めちゃくちゃにしてぇもん」

「めちゃっ⁉︎…き、聞かなきゃ良かった…」

「杏菜がカマかけんのなんて、まだ早い」


まだ精々、俺にイジメられといて。