優しい先輩はとんでもない不良でした




この時間が大好きです。


珀疾さんに出会ってから、ずっと……。



「誕生日…喜んでくれた?」

「うん‼︎すっごく嬉しかったので‼︎」

「俺が大学卒業したら、杏菜の誕生日もっと最高なものにしてやるからな」

「へっ?」

「一番大切な人だから、ずっと一緒にいたいじゃん。………愛してる、し…」


普段聞けない様な甘い台詞。


あたしのお腹に回った腕から温もりを感じ、全身が熱くなる…。



いつも助けてくれる優しいあたしだけの先輩。


たった1つの年の差がもどかしくて、何度も背中を追いかけた。


今思えば、あたし達は〝先輩と後輩〟だから良かったのかもね。



「大学卒業したら杏菜のこと貰うから。ずっと側にいろよ?」

「珀疾こそ…。あたしの側にいて下さいね」


12時ぴったりに触れた唇。


愛してる気持ちが、全部大切な貴方に届きますように………。


これからも、ずっと一緒です。



あたしも先輩のこと愛してます。




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