優しい先輩はとんでもない不良でした




立ち上がった珀疾さんは冷蔵庫から箱を出し、狭いテーブルにそっと置いた。


「俺からのプレゼント。開けてみ?」

「…ケーキだぁ〜‼︎ありがとう‼︎」

「どういたしまして。誕生日おめでと。杏菜」

「えへへ‼︎ケーキ食べましょ‼︎お皿出して来ます‼︎」

「ははっ‼︎食う気満々じゃん」


ケラケラ笑われたけど気にしないもん‼︎


だって、ケーキ超美味しそうだよ⁉︎


イチゴや桃などフルーツたっぷり。


〝杏菜ちゃんおめでとう〟って書いてるチョコのプレートまで。


「ちょ、お前、口の周りすげー事になってますけど…」

「拭いて下さいよ〜」

「はいはい。ガキか」

「ガキです。甘えたいんです」

「最近、忙しくて我慢してたもんな。好きなだけ甘えていいよ」


そんな風に優しく言われたら、甘えちゃう‼︎


珀疾さんのこと、もっと好きになる〜‼︎



ケーキを2人で半分食べて、心もお腹も満足。


珀疾さんの膝に乗せられて、何もせずにくっついてた。