こうやって、杏菜の部屋にいるといつも思う。


早く一緒に住みたいな。


毎日、好きなヤツといられるって幸せ過ぎじゃん……。



「ねぇ珀疾さん、あたし達ずっと一緒にいられる?」

「どうした急に…」


瞬きを数回して俺をジーっと見詰める。


俺は一緒にいるつもりなんだけど。


「たまにすごく不思議になるの。結婚したらどんな感じかな〜って」

「それはあと3、4年待てよ」

「ふふっ、あたしと結婚してくれます?」

「そうゆうのは俺から言いてぇから、まだ何も言わねぇ」

「むぅ〜……ケチ‼︎」


頬を膨らませて、いじけた態度。


すぐに擦り寄って来た杏菜と冷たい床に寝っ転がった。


「腕枕が良いです」

「はいはい」

「あたし、結婚したら料理頑張りますよ。あと洗濯も…掃除も‼︎」

「おう」

「だから珀疾さんのお嫁さんになるんだもん…」

「ははっ‼︎焦んなよ。俺もそのつもりだし」


なんて言えば、飛び跳ねて喜んだ。



会えない時間が多いと、不安になる事も多い。


俺らは大丈夫だよな?