優しい先輩はとんでもない不良でした




寒さが増す中、時間が合えば学校まで杏菜を迎えに行く。


今日は先に校門で杏菜が待ってた。


「珀疾さん、聞いて下さいよっ‼︎」

「なしたの?」

「世界史のテストで98点取ったんです‼︎クラス1位ですよ‼︎」

「すごいじゃん。頑張ったな〜」


助手席に座る杏菜の頭を撫でてやる。


制服でこの柔らかい笑顔は、すげー癒される……。



「あ…ネックレスつけてくれてるんですね‼︎」

「気に入ってるから。誕生日から、ずっと使ってる」

「嬉しい…。今度はお揃いのモノ欲しいな」


カップルでお揃い…とか正直、苦手だったり。


でも、杏菜となら別に良いやって思う俺は変わったなー…。


「杏菜の誕生日にやるよ」

「ほんとに⁉︎楽しみにしてます」

「ま、俺が覚えてたらの話だけど」

「珀疾さん優しいから、覚えててくれますよねー?」


小首を傾げてニコッと笑った。


可愛いプレッシャーだな、コノヤロ。



杏菜の誕生日までには、バイト代もそれなりに貯まってるはず。


喜ばせてやりてぇな〜。


だって、アイツの笑顔大好きだから。