優しい先輩はとんでもない不良でした




そして誕生日プレゼントはネックレスをくれた。


しかも、けっこー高値で俺が好きなブランドのモノ。


「気に入ってくれると嬉しいです」

「めちゃくちゃ気に入った…。ありがとな、杏菜」

「こちらこそ‼︎時間無い中で、ありがとう‼︎」

「杏菜に会えるなら、いくらでも時間作るよ」

「忙しいクセに…大好きです‼︎」


肌寒い秋の夜風が、杏菜のキレイな髪を靡かせる。


背伸びをした杏菜からのもう一つのプレゼント。


それは、ヘタクソなキスで。



貰ったネックレスも杏菜も…一生大事にするって決めた。


このヘタクソなキスも大好きだ。



「照れますね…っ」

「ははっ‼︎顔赤くなってんじゃん。次は俺から…」

「んっ…。珀疾さん、好き……」


俺は杏菜のこと、愛してる。


今は、照れくさくて絶対口に出して言えねぇけど………。


いつか言うその時まで、ずっと俺の側にいろよ?



俺にとって最高の誕生日になった。