優しい先輩はとんでもない不良でした




勉強もバイトもめちゃくちゃ頑張った1週間後。


「珀疾。そのっ…誕生日‼︎」

「お、おう…」

「おめでとう‼︎じゃ、学校行って来る‼︎」


朝、家の廊下を走ってった隼疾。


ほぼ言い逃げ状態だけど、俺の弟可愛いとこあるじゃん。



今日は俺の誕生日で、何より杏菜に会えるのが楽しみ。


でも午後からだし、午前中は寝てよ…。


なんて思い寝てた時、ベッドの下にあるスマホが鳴った。


睡魔が勝って不機嫌気味。


「……はい」

『あ‼︎わりぃ、寝てたか〜?』

「涼さん‼︎いや、全然大丈夫です」

『そっか。急で申し訳ないんだけど、お前今日来れっか?』

「今日…ですか?」

『1人体調不良で来れなくなったんだ。人足りなくてよ』


ほんとは、バイト行きたくない…。


先週から杏菜と約束してたんだ。


今更、ドタキャンとか可哀想な事したくねぇもん……。


『で?大丈夫?』

「…分かりました。今日出ます」

『マジで助かった‼︎ありがとな?』


涼さんの頼みなら仕方ない。