優しい先輩はとんでもない不良でした




休み最後の1日も、まだ杏菜を独り占めしたい。


だから泊まらせる事にした。


「杏菜ちゃん本当に可愛い‼︎もう、うちの娘にしちゃいたい♪」

「えへへっ、ありがとうございます‼︎」


俺の母親にも気に入られてるし。


「わぁっ‼︎杏菜さん‼︎久しぶりっス‼︎」

「久しぶり、隼疾君‼︎」

「今日、杏菜さん来るなら出掛けるのやめれば良かった…」


弟の隼疾も、彼女の琴未より杏菜って感じだ。


そんなワケで、瀧澤家ではみんな杏菜が大好き。


ライバル多い……。



夜、別々に風呂に入り俺のベッドに2人で寝っ転がった。


「お風呂気持ち良かった〜‼︎」

「良かったな。…つーか、お前どのシャンプー使った?」

「え?左から二つ目のやつだった気が…」

「それ隼疾のシャンプー。すげー隼疾の匂いする‼︎」

「隼疾君良い匂い〜‼︎」


隼疾は弟なのに。


嫉妬してるバカみたいな自分。


俺、心狭い……。


「でもね、珀疾さん‼︎」

「ん?」

「あたし珀疾さんの匂いが一番好きです‼︎」


擦り寄って来た杏菜に腕枕をした。


クソ可愛いんですけど‼︎