優しい先輩はとんでもない不良でした




【杏菜side】



朝起きると、珀疾さんの腕枕で眠ってたあたし。


珀疾さんの少し幼くて可愛い寝顔を見れて幸せ‼︎


まだ朝の6時だけど、大好きな人のために朝ご飯作ります‼︎



部屋から出て、共有のリビングへ行くと甘い匂いが鼻を掠めた。


お腹空いちゃう……。


「うわ、ビビった‼︎杏菜か」

「和泉さん‼︎おはようございます」

「おはよ。朝早いな。珀疾に襲われなかったの?」

「朝からやめて下さい…。何もしてません‼︎」


ケラケラ笑う和泉さんは、甘い卵焼きを作ってた。


美味しそ〜……。


「ちょーどいいや。お前、味見係」

「へっ⁉︎あたしも作りますよ?」

「俺1人で十分。卵焼き食ってみ?ちゃんと甘い?」

「いただきまーすっ。……うん‼︎甘い‼︎美味しいです‼︎」

「良かった〜。それ、千香好きなんだよね」


和泉さんは、すごく嬉しそうに笑った。


千香、和泉さんはちゃんと千香のこと大好きだよ。


何も心配する事ないよ。