優しい先輩はとんでもない不良でした




オレンジ色の夕日が海に反射し出した夕方。


俺と杏菜は手を繋いで別荘に帰った。


「…あれ?珀疾さん‼︎」

「どうした?」

「千香も和泉さんもいないっぽい…」

「だな。靴ねぇし。スマホ見てみる」


俺のスマホを見ると新着メッセージが一件。


和泉からだ。


『千香とメシ行ってくる
話し合って、仲直りするから』



あの2人危機だもんな……。


2人きりの空間の方が、話しやすいんだろ。


「和泉さんからなんか来てた〜?」

「おう。千香ちゃんとメシ食って来るって。俺らどうする?」

「あたしなんか作ろっか?」

「杏菜の手作り久々じゃん‼︎」

「あははっ‼︎買い出し行かなきゃね‼︎」


着替えてから、2人で近くのスーパーまで歩いた。


車で行こうとしたけど、杏菜が手繋いで歩きたいって。


「珀疾さん‼︎アイス食べたい‼︎」

「カゴ入れろ」

「やった〜♪ありがとう‼︎」


お前の笑顔、最強だよ。