優しい先輩はとんでもない不良でした




バイトとか勉強から解放されて、久々に和泉と騒いだ。


和泉といたら気兼ねなく騒げる。


幼なじみなだけあるな。



「珀疾さん、一緒に遊んで下さい‼︎」

「砂で城でも作んの?」

「違いますよっ‼︎泳ぐんです‼︎」


頬を膨らませて、プンスカする杏菜。


ピンクの水着姿の杏菜ちゃん最高に可愛いからな?


しかも、まだ俺のキャップ被ってるし。


「珀疾さんは泳げます?」

「小学生ん時、プール習ってたから人並みには」

「そうなんですか‼︎あたし泳げないので、浮き輪使います」

「マジ?お前、危なっかしい……」


浮き輪でプカプカ浮かぶ杏菜は、案外チビで。


不安だから、俺が抱っこする形に。


「そいえば、千香ちゃんどこ行った?」

「先に別荘戻ってます。和泉さんに話したい事あるとか…」

「ふーん…。アイツら大丈夫かな」

「あたしは、千香にも和泉さんにも幸せになってほしいです。2人とも大好きだから‼︎」

「俺のことは?」

「へっ⁉︎えっと…はい…す、好き…」


そんな表情されたら、イジメたくなるんだよね。


今はまだ我慢するけど…。