優しい先輩はとんでもない不良でした




ドライブデートの締め括りは、夕方の海に来た。


「なんか、ベタですねー」

「ベタで悪かったな‼︎でも、女の子って好きじゃん。こうゆうの」

「好きな人と一緒だから、好きなんです」

「じゃあ、杏菜も好きだろ?」


笑顔で聞いてくる珀疾さんに、小さく頷くだけ。


ただの素直じゃない照れ隠し。


ほんとは、2人でいられるならどこだって良いの。


「あ、そうだ。3日後から海行くぞ」

「へっ⁉︎海⁉︎行きたい‼︎」

「和泉と千香ちゃんもいるから、2人じゃねーけど」


去年の夏に連れてってくれた和泉さんの別荘行くみたい‼︎


2泊3日とか、楽しみ過ぎます…。



「最近、全然会ってやれねーし。放置してるし…ごめんな?」

「寂しいけど、たまに会えたら嬉しさ倍増なんで大丈夫‼︎」

「その分、離したくなくなるけどな」

「あたしも離れたくないです…」


ぎゅっと後ろから抱きしめられ、心が切なくなる。


大好きだから離さないでね?


3日後まで楽しみにします‼︎