優しい先輩はとんでもない不良でした




久々の2人の時間が楽しい。


ただ他愛の無い話をして、杏菜の笑顔を見て。


それだけで俺は満たされる。


「えっ‼︎もう9時になるの⁉︎帰らなきゃ…」

「遅いし送ってくわ」

「バイト中だから迷惑でしょ?1人で大丈夫です‼︎」

「俺がヤダ。危ない思いさせたくない」

「なんか…珀疾さん、カッコイイです…」


照れまくる杏菜の頭をそっと撫でた。


そう、このキレイな黒髪が好きなんだ。


「まだ一緒にいたいです…」

「8月まで我慢してな?」

「うん…我慢する。あたしも頑張るから、珀疾さんも頑張ってね」

「あぁ…」


ぐっと距離が近付き、唇がそっと触れた。


杏菜とのキスは俺の安心材料。


自分でも照れる程の甘い空気感漂うのに……。



「珀疾の彼女来てんだって⁉︎うわ‼︎可愛いじゃーん‼︎…あっ…すみません…」



空気読めない佑大がブチ壊し。


あとで、やっぱ佑大シメる‼︎


甘い空気壊すな、バカ‼︎