優しい先輩はとんでもない不良でした




そこからまた料理が出来るまで、杏菜を放置して仕事。


料理が出来たら杏菜に会える至福の時間……。


「珀疾さん、ちゃんとバイトしてるんだね…」

「稼ぎたいからな」

「あたしも頑張らなきゃダメですねっ」

「…進路決まってねぇの?」


小さく頷いて、俺を見上げた。


もしかしてとは思ったけど、図星か。


「特にやりたい事もなくて…。最近、悩みまくってます」

「焦る必要ねぇよ。焦った方が決まんねぇし…」

「そうですよね‼︎うん…とりあえず、食べる‼︎いただきまーすっ」

「うまい?」

「おいしい‼︎でも、珀疾さん作ったの⁉︎」

「当たり前だろ」


ごめんなさい、厨房の松田さん。


カッコつけたくて嘘つきました……。



バイト中、時間が出来る度に杏菜に会いに行く。


今日は、いつもよりバイト多く入ってるし。


とことん涼さんカッケー……。


「お腹いっぱ〜い‼︎幸せです…」

「太るなよ〜。夏海行くからな」

「えっ⁉︎ダイエットしなきゃ‼︎楽しみ〜‼︎」


あくまで予定だけど。


それに、杏菜はダイエットする必要ナシだろ。