優しい先輩はとんでもない不良でした




【珀疾side】



バイト中もイライラして仕方ない。


バイト先に向かう夜の繁華街で、男と2人で歩いてた杏菜。


男友達ね〜……。


杏菜はバカか?


下心あるに決まってんだろ‼︎


アホ杏菜‼︎



「躾けるぞ、コラ…」

「おーい、珀疾。心ん中の声漏れてるぞ‼︎つーか、お前って嫉妬すんだ?」

「嫉妬?しねぇよ?」

「無自覚⁉︎怖いな〜‼︎」


なんて、佑大は俺の悪態突きながらホールへ出た。


どんな事があっても、バイトには関係ねぇ。


嫌な事あっても笑顔で接客はツライ…。



そんな時、バシッと肩を叩かれた。


「珀疾。顔無理してんぞ」

「涼さん…」

「今日は早めにあがるか?」

「いや…大丈夫です。いつも通り働かせて下さい」

「そっ。無理すんじゃねーよ」


こんな時に優しくしないで、涼さん。


ヤケクソで働きまくって、稼いでやる‼︎