優しい先輩はとんでもない不良でした




爽やかでアイドル系の佑大と真逆。


超野生的って感じだ。


「んで?ウチで働いてくれんの?」

「いや、俺は…」

「働くよね〜‼︎珀疾‼︎コイツ、小遣い稼ぎしたいみたいで‼︎」

「へぇ〜、そっか。ヨロシクな」

「…瀧澤珀疾です」


佑大、あとでシメる。


バイトでさらに杏菜との時間減ったじゃねーか‼︎



オーナーで佑大のいとこの涼(リョウ)さんに即採用された。


初バイトは、明日の夜7時から11時まで。


楽しみ半分、緊張半分。


「じゃ、明日からヨロシク〜‼︎涼さん」

「おう。遅刻すんじゃねーぞ。ガキども」

「はい…」

「ははっ‼︎お前、佑大よりしっかりしてそうだ。大丈夫だろ」


初対面で、肩を組まれて信頼された⁉︎


俺、すげー頑張んなきゃ。


「金貯めまくって夏休み遊びまくってやるー‼︎」

「俺も彼女と遊んでやる」

「いいな〜、本命彼女。俺も彼女ほしい‼︎」

「まず、バイトな‼︎お前が、巻き込んだんだから」

「マジでありがと♪珀疾‼︎」


男の俺に、佑大のアイドルスマイルは効果ナシ。


杏菜と過ごせる時間返せー‼︎