優しい先輩はとんでもない不良でした




滑り出し好調な大学生活。


勉強はツライけど、なかなか楽しい。


講義が終わると、真っ先に佑大が俺の席に来た。


「珀疾‼︎金に困ってね⁉︎」

「いや、そこまで」

「一緒にバイトしよーぜっ♪」

「話聞いてたか、お前」



理由も知らないまま、強引に佑大に連れて来られた繁華街。


そこから少し離れた奥にある狭い入口の店。


怪し過ぎじゃね⁉︎


「ここ、俺のいとこの店なんだ。人出不足だから友達集めて来いって言われて‼︎」

「それで…俺?」

「うん。ちょーど良いだろ‼︎夏休みも近いし‼︎っつーことで、行くぞ‼︎」

「は⁉︎ちょっ、佑大‼︎」



店内は薄めのライトで照らされてる幻想的な空間。


棚には数え切れない程のボトル。


オシャレ〜………。


所謂、夜に大人が楽しむバー。



「お、佑大。友達連れて来たか」

「涼さん‼︎連れて来たよー‼︎」


カウンターの奥から出て来たワイルドイケメン。


この人が、佑大のいとこか。