優しい先輩はとんでもない不良でした




あっという間に金曜日。


いつもより化粧が濃い夏実と来ました、合コン会場のカラオケ‼︎


「いぇ〜い‼︎おひさ〜‼︎こっち、友達の杏菜‼︎」

「よ、よろしくねっ‼︎」

「えぇ〜‼︎超可愛いじゃん♪ヨロシク〜」


夏実の元中のギャル3人。


悪い子じゃなさそう‼︎


そして集まった男子校の5人組の男の子。


まさに〝ギャル男〟って感じ…。



すぐに打ち解けてるみんなの後ろを歩き、カラオケボックスに入った。


「みんな何頼む〜?杏菜は?」

「あっ、あたしは…オレンジで」

「了解‼︎」


夏実が気を使ってくれる。


ありがとう…‼︎



テキトーに座った隅っこの席。


愛想笑いをして、氷が溶けたオレンジジュースを見詰める。


「じゃ、みんな席替えしちゃう⁉︎」


赤髪の男の子の掛け声で席替え。


すると、あたしの隣に一人の男の子が座った。



「あ、杏菜ちゃん…だよね?」

「うん…。えっとー…」

「5人もいたら覚えてないよねっ‼︎お、俺、佐山晴(サヤマ ハル)‼︎」


ニコッと笑う金髪に長い前髪をピンでとめてる彼。