優しい先輩はとんでもない不良でした




学校からそんなに距離が離れてないカフェに入った。


もう、ここは思い切って言っちゃえ‼︎


「珀疾さん‼︎」

「ん?」

「あたし…合コン行きます‼︎」

「…おう。行ってら」



え………?


それだけ…?


反応軽過ぎじゃないですか⁉︎


「あ、でも、変な男に着いて行くなよ。高校生男子は万年発情期だからな」

「つ、着いてかないです‼︎大丈夫…」

「杏菜、押しに弱いじゃん」

「弱くないです‼︎強いから‼︎珀疾さんの合コンは、いつですか?」

「来週の金曜。お前は?」

「えっと……来週の、金曜…」


ケラケラ笑う珀疾さんと複雑な心境のあたし。


同じ日って………。


うぅ〜……テンション下がる…。


「誰と行くんだよ。合コン」

「珀疾さんに関係ないもん…」

「まぁ……そうだな」

「…帰ります」

「送ってく」


帰りの車内は無言だった。


音楽もかかってないから、尚更空気が重い……。



頭を撫でられて、キスをした。


こんなに悲しいキスは初めて……。