優しい先輩はとんでもない不良でした




会えなくても電話があるし‼︎


大丈夫‼︎


珀疾さんが大学生になってから、電話が増えた。


『学校どう?変わりナシ?』

「変わりナシですよ。意地悪もされてないです」

『それなら良いや。困ったら隼疾のこと頼れよ?アイツなら助けてくれっから』

「うん。隼疾君優しいもんねっ」

『知らね。隼疾の話は終わり〜』


電話口でも分かる拗ねた声。


妬いてくれてるのかな⁉︎


「珀疾さん。好きです‼︎」

『素直だな…。それ顔見て言ってほしい』

「恥ずかしいから電話限定です。珀疾さんは…?」

『今度会ったら言ってやるよ』


意地悪〜………。


でも、結局電話の最後には甘い声で囁いてくれるの。



『今週、忙しくて会えねぇけど頑張れよ。ちゃんと杏菜のこと好きだからな?』



はぅぅぅ〜……溶けちゃいそう…。


今すぐ、会いたいし、キスもしたいな。



珀疾さんの一言で一喜一憂。


あたしって単純なのかも……。


それでも良い。



会えなくても、愛しさは募ってく。


でも‼︎


次会える日まで頑張るもん‼︎