優しい先輩はとんでもない不良でした




しばらく、珀疾さんに抱きしめてもらい指輪をずっと眺めてた。


高かったんだろうな……。


でも、すごく幸せ。


「指輪。着けてやろっか?」

「うん。…えっ‼︎サイズ、ぴったり‼︎」

「良かった〜…‼︎感覚で選んだんだよな。杏菜の指、細いから」

「ふふっ、よく感覚で分かったね?」

「だって、けっこー手ぇ繋ぐじゃん」


今でも指を絡めて繋いでる。


繋いだ指が、ドキドキして熱い…。



「そろそろ帰る?寒くね?」

「春なのに、ちょっと寒いかも〜……くっしゅっ‼︎」

「ははっ‼︎すげーくしゃみ‼︎風邪引くなよ?」


そう言って上着を脱ぎ、ふわっとあたしの肩に掛けた。


珀疾さんの香水の匂いが鼻を掠める。


「あっ、ありがとうございます‼︎でも、珀疾さんが寒い…」

「気にすんな。車ん中に、エアコンあるし」

「…うん、ありがとう…」

「じゃ、ホテル行く?」

「なんで⁉︎行きませんからっ‼︎」


いつも通りの珀疾さん。


可笑しくて笑えちゃった‼︎



次、会える日が待ち遠しいな〜。