優しい先輩はとんでもない不良でした




あたし欲深くなってたのかも‼︎


珀疾さんに毎日会える事が当たり前になってた…。


ちょっと考え直さなきゃね…。



それから数日後の放課後。


下駄箱にいると急にスマホが鳴った。


「えっ‼︎はっ、珀疾さん‼︎」

『まだ学校?』

「あ、うん‼︎まだ学校です‼︎」

『迎えに行くから10分ぐらい待ってろ』


久しぶりなのに、素っ気ない電話。


でも声も超好き‼︎


好き過ぎるよね、もう…‼︎



校門で10分程待つと、黒のワンボックスが停まった。


車から出て来たのは、金髪じゃない黒髪の珀疾さん‼︎


黒髪でもイケメン…。


「久しぶり。デートしよっか?」

「うぅ〜……カッコ良過ぎです…」

「なんもしてねぇのに顔真っ赤…」

「…っ‼︎」

「ははっ‼︎緊張すんなよ。まぁ、乗って。姫」


助手席のドアを開けてくれた。


その仕草と笑顔に、きゅん…。


「珀疾さんの運転…」

「俺、意外とうまいから」


自慢気に笑い、ハンドルを握る。


横顔とか、少し大人っぽくなったのかな…。