なんとなく適当に過ごしてた1年間。
残りの2年は守りたいものを見付けた。
この3年間で成長出来てんのかな、俺。
「あ‼︎そういや、美術室の合鍵どうするよ?」
「気に食わねぇけど、隼疾達に渡すか?」
「俺の可愛い妹を盗んでった隼疾な。全然良いぜ〜」
「全然良く思ってねぇだろ…」
合鍵は俺が預かり、隼疾に渡す事にした。
高校生って色んな事があり過ぎて、あっという間だったな。
もっと杏菜の側にいたかった…。
「珀疾。そろそろ教室戻るか」
「おう。教室より、美術室の方が思い入れあるけどな」
「俺も‼︎美術室と、国語科準備室な」
「杏菜といる時、気ぃ使わせたな和泉に」
「別に〜。俺はさ、杏菜に感謝してっから。珀疾を変えてくれた」
和泉の言ってる事は、杏菜が分かれば十分だろ。
自分の変化は自分じゃ分かんねぇもん。
そこまで過ごしてない教室に戻り、体育館で卒業式。
在校生は出ないルール。
まぁ、荒れてる学校だからな……。

