優しい先輩はとんでもない不良でした




おかげで隼疾はすげー不機嫌。


琴未は気まずそうに俯く。


リビングに兄弟のカップルが揃った。


「あ、あの〜…珀疾さんっ‼︎お風呂上がりだし、お水でも飲みません⁉︎」

「お、おう…。飲む。隼疾と琴未もなんか飲むか⁉︎」

「2人に紅茶淹れてあげますね‼︎」


気まずい沈黙で、ナイス杏菜。


2人分の紅茶を淹れ、隼疾と琴未の前に置いた。


「ありがとう、杏菜さん」

「…ありがとうございます」

「あ、ううん‼︎全然良いの…」


数秒の沈黙の後、隼疾が紅茶を飲み干して口を開いた。


「俺………コトと付き合いました‼︎ぜってー浮気しねぇし、大事にする。…兄貴の前で言ったぞ‼︎満足かっ‼︎」

「感動…ありがとう。隼疾君っ」

「俺の前?」

「うん。隼疾君が告白してくれたんだけど、珀疾君の前で言ってほしくて。信憑性高いでしょ?」


女の子って、こんなに計算高い生き物なのか……。


当の隼疾は両手で顔隠してる。


耳が真っ赤。