優しい先輩はとんでもない不良でした




俺の方が年上なのに……。


年下の杏菜に慰めてもらってる。


こんな時は、杏菜の方が大人だな…って思ったり。


「元気出ました?」

「出たよ。ありがと、杏菜」

「ううん‼︎屋上にいたら風邪引きますよ。中入ろ?」


指を絡めて屋上を出た。


なんだか今は、とにかく杏菜が恋しい。


側にいてほしい。



杏菜と来たのは保健室。


年齢不詳で色気ダダ漏れの女の先生。


「先生。ベッド借りまーす」

「あら、ヤダ。ちゃんと避妊しなさいねぇ〜」

「するする。ちゃんと毎回してっから」

「そう。先生、職員室にいるわっ」


保健室に2人っきり。


顔真っ赤の杏菜チャン。


「否定してよ〜‼︎珀疾さん‼︎」

「なんで?避妊してんじゃん」

「そっちじゃなくて‼︎……きゃっ‼︎」

「とりあえず、俺の抱き枕になって。杏菜をチャージ…」

「なっ、なるよ…抱き枕」


ベッドでぎゅっと杏菜を抱きしめた。


癒される〜……。


杏菜の体温を感じながら、午後は勉強そっちのけで昼寝。


こんな日も悪くねぇ。