優しい先輩はとんでもない不良でした




苺ミルクを飲みながら、珀疾さんの背中を見詰める。


受験生だもんね〜……。


来年はもう学校にいないんだ。


寂しいから、まだ考えるのやめよう…。



「はぁー……疲れた…」

「お疲れ様です‼︎勉強終わりました⁉︎」

「ひと段落ってとこ。そんなに、俺にかまってほしかったの?」

「子供じゃないもん‼︎」

「そっ。ガキじゃねぇなら拒否んなよ」


意地悪に笑い、あたしをソファーに押し倒す。


あ………ヤバイかも。


そう思った瞬間、時すでに遅し。



降り注ぐ噛み付く様なキス。


全身が熱くなる……。


「杏菜。ちょい我慢してて…」

「ダメ…っ、学校は……」

「そんな言葉、言えないくらい溶かしてやるから」



まさに珀疾さんが言った通り。


頭ではダメって分かってても、逆らえないくらい甘く溶かされる。


もう、いっぱい、いっぱい………。


「っ…珀疾さん…」

「その声ヤバイ…。もっと呼んで…」



耳に掛かる吐息や声が、あたしの体温を上昇させてるのかも…。