優しい先輩はとんでもない不良でした




まさに不機嫌そのものだ。


悠吾君にコクられた事を言った日から、珀疾さんが側を離れません。


美術室にて、ずっと一緒。


「珀疾さん…授業出たいです」

「俺のクラス来る?」

「なんでそうなるの〜…。珀疾さんも受験勉強は良いんですかっ⁉︎」

「杏菜いても出来るし。お前、ここ」

「ひゃっ…⁉︎」


ひょいと簡単に膝に乗せられ、珀疾さんは勉強。


スラスラ計算解いてる横顔とか、堪らなくカッコイイ……。


「惚れ直した?けっこー勉強出来んの」

「もっと惚れちゃった‼︎」

「可愛い事言うな。すげぇ、シたい…」

「ダメ‼︎学校はヤダ‼︎絶対にダメ‼︎」

「じゃあ……ホテル行く?」


耳元に響く甘い低音ボイス。


太腿を撫でる男の子らしい大きな手。


うぅ〜っ………ズルイ……。


「教室から鞄取って来い。先輩命令」

「…やっぱ無理〜‼︎トイレ行きます‼︎」

「あ‼︎逃げんな、バカ‼︎」



色気全開の珀疾さんに流されちゃうところだった…。