優しい先輩はとんでもない不良でした




彼氏がいるのにね……。


ダメだと分かってても、やっぱり可愛い顔した男の子に告白されると意識しちゃう…。



「上の空。杏菜のアホ」

「痛っ‼︎ご、ごめんなひゃい…」


珀疾さんは、むにっとあたしの頬を摘まむ。


昼休みの大好きな時間と場所。


隣にいるのは珀疾さんなのに、悠吾君が頭から離れない…‼︎


「なんか悩んでんの?」

「あ…ううん‼︎大丈夫‼︎…だと思う」

「だと思うってなんだよ…。つーか、考えてる事全部吐け」

「えっ⁉︎」

「俺にバレないとでも思った?杏菜の態度分かりやす過ぎ」


ケラケラ笑いながら、あたしの頭を優しく撫でた。


珀疾さんには敵わないや……。



「悠吾君に…コクられた……」

「はぁ⁉︎川口君のクセに生意気だな、コラ」

「いや、谷口君です」

「どっちでも良いんだよ。杏菜に手ぇ出さなきゃ‼︎」


うわわわ‼︎


眉間にシワ寄ってる‼︎


絶対に怒ってるよ〜‼︎