優しい先輩はとんでもない不良でした




その日から俺は和泉んちから登校。


隼疾は琴未と一緒に家を出た。


シスコン和泉に文句言われてるけどね。


「コトに手ぇ出すなよ。クソガキ…」

「やめて…お兄ちゃん…。隼疾君はそうゆう人じゃないよ」

「っつこーとで‼︎俺、コト送ってから学校行くわ〜」

「あ〜……小さい時のコトが懐かしい…」


確かに、俺らの後ろ着いて来て可愛かった記憶はある。


でも、そろそろ自由に恋愛ぐらいさせてやれよ……。




8時半頃に和泉と2人で学校へ。


向かうは久しぶりの教室。


ジロジロ見られんのも当たり前か……。



「え〜…瀧澤珀疾。アイツはまた欠席か…」

「先生。俺いるんですケド」

「うっ、え、ええっ⁉︎なんでだ⁉︎」


なんて出席取る時、担任にビックリされたり。


たまに授業受けんのも悪くない。


………俺、真面目っぽくね?



退屈な授業に飽きた俺らは、結局いつもの美術室に行く。


「和泉、鍵持ってんの?」

「持ってる。合鍵って便利だよな〜」



クルクル指で鍵を回す和泉が、ピタッと足を止めた。