優しい先輩はとんでもない不良でした




軽く荷物をまとめて家を出た。


自称可愛い弟の隼疾も着いて来た。



なんとか兄弟2人で転がり込めた和泉んち。


和泉の妹の琴未は受験生だし、かなり申し訳ないな……。


「瀧澤兄弟よ、決してコトの勉強の邪魔すんなよ‼︎」

「分かったよ。シスコン和泉」

「珀疾。今すぐ追い出しても良いんだよ」

「マジで、心からすいません」


和泉と正座して話す俺と違って、隼疾と琴未はなんか…甘い空気感。


付き合って…ないんだよな?


「俺、コトの部屋使って良い?」

「へっ⁉︎えっと…勉強するから…」

「ぜってー邪魔しない‼︎ただ、コトと同じ空間にいる方が楽だし‼︎」

「じゃあ…良いよ。隼疾君と一緒にいる」

「お〜‼︎ありがとな〜‼︎」


やめて、隼疾。


俺の目の前で和泉がめっちゃ怒ってる‼︎



問題に問題って重なるんだな〜…。


とりあえず俺は杏菜と仲直りが優先。


もう俺が耐えられねぇよ………。