優しい先輩はとんでもない不良でした




廊下を歩いてると、自販機に目立つ金髪頭を見付けた。


ココア買ってる……。


勉強し過ぎて甘党増してる珀疾さん。


「あ…。やっぱ戻ろっか」

「どうして?」

「俺なんて、杏菜ちゃんの彼氏さんに敵わないから‼︎」

「…そんな事ないよ、悠吾君‼︎行こう‼︎」

「えっ、ちょっ、杏菜ちゃん⁉︎」


悠吾君の手を引っ張り突き進む。



あたしが他の男の子と一緒にいるんだよ?


珀疾さん、どう思うの?



自販機でふと目が合うと、珀疾さんはチラッと悠吾君を見た。


「誰?杏菜の友達?」

「は、はい‼︎谷口悠吾ですっ」

「へぇー、優しそうなヤツじゃん。杏菜、お前のわがままで友達困らせんなよ」

「困らせません‼︎」


とゆうか……それだけ⁉︎


珀疾さんに〝嫉妬〟って言葉無いのかな。


「んじゃ、俺はお先に。まだ勉強残ってっから」

「瀧澤先輩、頑張って下さい‼︎」

「お前マジで良いヤツだな。川口君‼︎」

「いや…谷口っス…」


名前間違えてるしー‼︎