優しい先輩はとんでもない不良でした




とりあえず、いつもの何倍と品数の多い朝メシを食った。


張り切りすぎだ……。


ま、杏菜が喜んでたから良いけど。



「杏菜ちゃん。珀疾と付き合って後悔してない?」

「へっ⁉︎全くしてないです‼︎」

「やめて。俺、けっこー恥ずい…」


食後は長々と母ちゃんの質問攻め。


杏菜も事細かに説明するから、尚更照れるわ……。


「いい⁉︎珀疾‼︎できちゃった〜はナシだからね⁉︎」

「しねぇよ。ウチじゃあるまいし」

「えっ…珀疾さん、できちゃったなんですか?」

「そうよ〜。本当に苦労した。18で妊娠⁉︎みたいな。勢いで父ちゃん殴ったわ」


ウチの場合は、父ちゃんの方が3つ上。


母ちゃんの両親に土下座したとか、しないとか。



もし、杏菜とできちゃった〜なんて事あったら、杏菜の父ちゃんに絞め殺されそ……。



「珀疾になんかされたら、いつでも言ってね⁉︎」

「大丈夫です‼︎珀疾さん優しいですから‼︎」

「杏菜マジやめて…。もう部屋行く…」

「もしや照れてます⁉︎照れちゃいました⁉︎」

「うっせーよ……」


部屋入ったら口塞ぐぞ、バカ。