優しい先輩はとんでもない不良でした




自然に目が覚めた朝、甘い匂いが鼻を掠めた。


良い匂い……。


「おはよ、杏菜」

「珀疾さん…おはよ〜…。ねぇ、なんの匂い?」

「ココア。ポットの近くにご自由にどうぞ感覚で置かれてたから淹れてみた。飲む?」

「ココア〜‼︎飲みたいです‼︎」


珀疾さんが淹れてくれたココアは、倍においしく感じる……。



ココアの後はお風呂タイム。


お姫様抱っこで簡単にバスルームに連れて行かれた。


拒否権ナシ⁉︎


「また変な事するの⁉︎」

「普通に風呂入るんだけど?杏菜エロい事考えたの?いやらし〜い」

「いやらしいのどっちですか‼︎一緒に入んない…」

「はいはい」


なんだかんだ同じ浴槽に浸かる。


お腹に回った腕にドキドキしちゃう…。


「昨日…無理させ過ぎたな」

「ほんとですよ…。意外と独占欲強いんですね」

「うるさい…」


鏡に映るあたしの身体にいくつもの赤い痣。


キスマークってやつですか……。


独占欲の強さが嬉しく感じる。