優しい先輩はとんでもない不良でした




【杏菜side】



昨日、何もされてないし……。


そりゃあ、今晩食べられちゃうとは思ってたよ?



………でも‼︎



「やっ…もう、ヤダ……」

「痛いの?」

「痛く、ない…けど…」

「なら良いじゃん。全然足りねぇ…」


すごく眠くて、気を抜いたらすぐにでも眠れそうなのに。


甘い刺激で目が覚める。


でも、こんな強引な珀疾さんも嫌いじゃなかったり……。


「杏菜…。起きてっか?」

「ん…」

「あと1回」

「うぅ〜…もう無理ぃ…。壊れる…」

「ははっ‼︎俺に壊されんなら本望じゃない?」



何回も聞いた嘘つきな「あと1回」。


珀疾さんのバカ‼︎


暑過ぎてどうにかなっちゃいそう……。



だけど、あたしを見詰める余裕の無い表情がすごく好き。


色気がすごいです…っ‼︎



「杏菜…すげー好き…」

「あたしも……」


気付きた時には、珀疾さんの腕枕で優しく髪を撫でられてた。


こんな甘い時間なら、ずーっと過ごしたいな。