優しい先輩はとんでもない不良でした




キレイな黒髪をドライヤーで乾かしてやってる間に、アイスを頬張る俺の姫。


ここまでしてやってる自分に寒気。


なんか俺……優し過ぎじゃね⁉︎


「珀疾さん、アイス食べます?」

「俺、アイスよりチョコが良い」

「今食べますか⁉︎あーんしてあげますよっ‼︎」

「そんなら今ちょーだい」


アイスと一緒に買った板チョコ。


小さく割って俺の口に入れてくれた。


素直で可愛いな……。



キングサイズのベッドの中心で俺にくっく杏菜。


歩き過ぎて疲れたのか眠たそう…。


「眠いの?」

「…ん……もう寝ちゃう、かも…」

「お預けくらった分、今ダメ?」

「眠たいからダメ…」

「10秒で目、覚ましてやるよ」


ベッドに転がった杏菜に、お預けくらった分のキス。


泣きそうな顔で見上げてくる表情とか堪んない……。


「もう無理……溶ける…」

「溶けちゃえよ」



我慢してた分、しっかり杏菜をいただきます。