優しい先輩はとんでもない不良でした




とりあえずシャワーを浴びて熱を冷まし、サーフボード片手にすぐ海に走る。


いじけた杏菜はほっとく。


千香ちゃんいるから大丈夫だろ。



「珀疾。起こしてくれりゃ良いのに」

「昨日早く寝過ぎたんだよ。すげー早く目ぇ覚めた」

「杏菜とイチャってねーの⁉︎バカップルが‼︎」

「朝試みたけど、泣きますよ‼︎って脅されてやめた……」

「お互い散々だったな…」


和泉は頭を抱えて、砂浜に座った。


なんだか深刻そうな顔で。


「なんかあったの?」

「…朝起きたら隣に、裸の千香ちゃんが寝てました」

「やめてくれよ…。杏菜の親友セフレにするとか…」

「違う。俺、1人で寝てたのに」


それは……どんまいでした。



それでも、和泉に相手にされない千香ちゃんも機嫌斜めらしい。


杏菜と千香で出掛けに行った。


この辺のサーフショップに行くとか。



「もう知らん‼︎波乗って忘れる‼︎行くぞ、珀疾‼︎」

「今日そこまで波ねぇよ。穏やか」


午前中はずっと、サーフィン三昧。


最高過ぎる。