優しい先輩はとんでもない不良でした




お昼なんて忘れて海ではしゃいだ、あたしと千香。


そして、サーフ男子2人。



「さすがに疲れた〜…。杏菜っ、買い出し行かない⁉︎」

「買い出し…?」

「うん。この辺、ご飯食べるトコ遠いらしくって。ご飯作ってくれた方が有難いって和泉さんが‼︎」

「そうなんだ‼︎じゃあ、スーパー行こ‼︎」


千香が水着の上から、可愛いワンピースを着た。


あ……あたし部屋に置いて来ちゃった‼︎


「ごめん、千香‼︎上着取って来る‼︎」

「待ってるね〜‼︎」



部屋の鍵片手に別荘に戻ろうとすると、腕をぐっと掴まれた。


「珀疾さん‼︎」

「どっか行くの?」

「はい‼︎千香と夕飯の買い出し行くの。寒いから上着取りに…行こう、か…と…」


肩に掛けられた大きなパーカー。


珀疾さんの匂いがする……。


「これで寒くねぇだろ?」

「う、うん……」

「あとは浮気防止。スマホ持ってけよ」


額にちゅっとキスをして、また海へと走ってく。


甘くて溶けそう………。