優しい先輩はとんでもない不良でした




いじけたあたしは、千香と2人で海に来た。


別荘からダッシュで10秒。



泳げないあたしは浮き輪でプカプカ。


太陽が暖かくて気持ち良い……。


「杏菜も泳げば〜?浅いとこなら大丈夫でしょ‼︎」

「やめとく〜。浮き輪で十分‼︎」

「泳ぎ苦手だもんね‼︎………あっ‼︎ちょっと、杏菜‼︎見て‼︎」

「へっ?…反則ですから」


視線の先には、サーフィンしてる珀疾さんと和泉さん。


サーフィン出来たんですか⁉︎


金髪に少し焼けた肌にサーフボード。


一見チャラ男だけど、カッコ良過ぎ…‼︎


「杏菜さーん。目がハートになってますよー」

「えっ⁉︎な、なってないもん‼︎」

「きゃはは‼︎けっこーラブラブで安心♪」


ラブラブ、なのかな…?


よく分からないや……。


現に今も別行動だし。


ただ、珀疾さんも楽しいならそれで良いかなって思うの。



「はぁ〜……カッコイイ…。珀疾さんの笑顔ヤバイよ…」

「ノロケすごっ‼︎千香も和泉さんと、ノロケるんだから〜‼︎」


今日はお泊りでしょ?


初っ端から、こんなにドキドキしてて大丈夫かな…。