優しい先輩はとんでもない不良でした




【珀疾side】



心の奥底でダラダラと絵梨さんを引っ張ってた俺がどこかにいた。


気持ちにケジメつける。



約2年振りに絵梨さんのメアドを使う。


停学中だけど、そんなの知らねぇ。


『明日会える?』


5分足らずで返信がきた。


『午後からなら大丈夫‼︎』



絵梨さんと約束は結び付けたけど、杏菜に無言で行くのは気が引けた。


学校帰りに俺んちに来る杏菜に説明。


「絵梨さんに会って来る」

「えっ…2人で?」


俺の部屋でアイスを食べながら、ビミョーな顔。


そりゃそうだ。


「ケジメつけたいから。ちょっと話し合うだけ」

「そっか……」

「不安だよな…。ごめん…」

「珀疾さんのこと信じてるもん‼︎大丈夫です‼︎」


強がりな笑顔に、ただ頭を撫でてやる事しか出来ない俺。



これからは絶対に泣かせない。


もう、杏菜の泣き顔なんて懲り懲りだ…。


俺はお前の笑顔が好きなのにな。