優しい先輩はとんでもない不良でした




去年、柊舜也に襲われそうになった時一度だけ来た和泉さんち。


大きい3階建ての一軒家。


「…はーい、って杏菜じゃん」

「和泉さん‼︎急に押し掛けてすみません‼︎珀疾さんは……」

「来てるよ。上がれば?」

「ありがとうございます‼︎お邪魔します」



和泉さんのお部屋に上がらせてもらうと、ベッドで胡座かいてる珀疾さん。


久々、会えた………。


嬉し過ぎて飛び付く様に抱きついた。


「杏菜⁉︎お前…なんで急に…」

「会いたかった…。会いたかったんです‼︎バカ珀疾さん‼︎」

「バカじゃねぇから2週間で済んだんだよ。…泣いてんの?」

「ふぇっ、だ、だって…っ……あたしのせいで…」

「お前のせいじゃねーよ。はい、笑ったー」


あたしの頬をむにっと引っ張る。


ちょっと痛いんですが……。


悪戯っ子みたいに笑う珀疾さんに安心。


「イチャるなよ、バカップル。俺の部屋が腐る」

「なら、和泉も彼女作れよ」

「杏菜にフラれた男がよく言う」


歪み合わないで〜‼︎


確かに、不安過ぎて珀疾さんのことフったけどさ………


もう仲直りでしょ?