優しい先輩はとんでもない不良でした




でもブレザー姿の女性はきっと他校。


おまけに、大人っぽい。


アルバムを見たら学ランとセーラーだし……。



もしかしたら…なんて思い、1番最後のページの寄書き欄を見た。


あっ………見付けちゃった…。


たくさんの友達からのメッセージの中で、一際目立って見える。



『卒業おめでとう‼︎
やっと高校生だね‼︎
誰よりも優しくてカッコイイ
珀疾が大好きだよ。
ずっと一緒にいようね。


絵梨』



この人が…絵梨さん。


字までキレイだよ……。



あたしなんか隣に並べないくらいの美人。


この人なら、珀疾さんに釣り合うよね。


もう一度、写真を見てもすごく仲良さそうだし思い出深そう……。



「…うっ、ふぇっ…んっ……」


気付けば、涙が溢れいた。


もう見たくない…‼︎



アルバムを片付けて、走って珀疾さんちを後にした。



ねぇ、珀疾さん。


珀疾さんの心の中にいるのは、本当にあたしですか?