優しい先輩はとんでもない不良でした




手を握ったまま眠る珀疾さん。


なんだか可愛いかも……。


その時、ふと本棚が目に付いた。


そいえば、この前アルバム見せてもらったけど中学校のアルバム見てないかも‼︎



「珀疾さん…ごめんなさい…‼︎見ます‼︎」



ペリペリ……としばらく開かれてないアルバムが音を鳴らす。


3年1組だったんだ‼︎


和泉さんも一緒なんだね〜。


今じゃ黒髪の和泉さんだけど、目が覚める程の金髪‼︎


珀疾さんはどこか幼い印象。



『エリ』って人いたりして……。


罪悪感を持ちつつ、探すけど『エリ』って名前の女の子は数人いる。


これじゃあ、どの子か分からないよね。



うん、あたしは珀疾さんを信じてる。


もう余計な詮索はやめよう。


アルバムを閉じる瞬間、ひらりと1枚の写真が膝に落ちた。


「…誰?まさか、この人が……」



珀疾さんと肩を組んでる栗色のロングヘアーがキレイな女性。


笑顔もとてもキレイ……。


珀疾さんが学ランの胸元に花を付けてるから、卒業式に撮ったものだと思う。