優しい先輩はとんでもない不良でした




聞いちゃイケナイ気がもする。


でも、聞きたい……。


「わりぃ。知らねぇや」

「へっ…?」

「まぁ、元カノかなんかだろ。アイツ、モテたし」

「そう、ですか……」

「ははっ‼︎気にすんなよ。珀疾は、杏菜に溺愛だから」


ポンポンと頭を撫でられ、和泉さんは行ってしまった。


ほんとに知らないの?



放課後、珀疾さんが心配になって今日もお見舞いに行ってみた。


昨日より元気そうで何より‼︎


「熱は下がりましたか?」

「もう平熱だから」

「嘘つき……」

「37度」

「あるじゃないですか‼︎ちゃんと寝てなきゃ‼︎」


ブツブツ文句を言う珀疾さんをベッドに寝かせた。


その時、きゅっと指を掴まれた。


「昨日…メシ作ってくれたんだな」

「あっ…はい‼︎簡単なお粥ですけど…」

「うまかった。ありがと」

「…どういたしまして‼︎」


そのまま、珀疾さんはすぐに眠りについた。



褒められちゃった‼︎


嬉しくて叫びたいくらい‼︎