優しい先輩はとんでもない不良でした




時に意地悪で、ケンカばっかな時もあるけど。


いつも優しくて、あたしを一番に考えてくれる。


完璧過ぎるあたしの彼氏‼︎



「瀧澤先輩の彼女いるじゃん。ぶっちゃけ釣り合ってなくね?」

「雲泥の差よねっ‼︎」

「あはは‼︎言い過ぎだって〜‼︎聞いてたら、どーすんのー‼︎」


聞いてるっつーの‼︎


トイレに入るとあたしの悪口。


もう慣れたわ‼︎



嫌な事があっても、珀疾さんに会いに行くから良いもん‼︎


それに、このネックレスがあたしのお守り。


「珀疾さん…っ」

「杏菜。…何泣きそうな顔してんの?なんか嫌な事されたのか?」

「なんでもないですっ。ぎゅってして下さい……」

「無理すんなよ。なんかあったら俺に言え」


年上の安心感……。


珀疾さんの体温に包まれると、いつも元気が出る‼︎


「授業行って来ます‼︎」

「ん。あ、ちょい待ち」

「……んっ」

「じゃ。また昼休み来いよ〜」


不意打ちの軽いキス。


あたしをドキドキさせる天才……。



キスされた事も、一緒にいられる事も嬉しくてニヤけちゃう。


あたしの笑顔の元はきっと珀疾さんです。