優しい先輩はとんでもない不良でした




怒らせちゃったかな……。


ど、どうしよう⁉︎


「なんで昼休み来ねぇんだよ、バカ」

「痛っ‼︎デコピンはヒドイ‼︎」


しかも、今日は彼女の誕生日ですからね⁉︎


もう少し優しくしてほしいくらい‼︎



「珀疾さん…気付いてます?今日は、あたしの…」

「ん。これ、やる」

「へっ?」

「誕生日。おめでと」


それだけ言って先を歩いてしまう。


残されたのは、長方形の可愛いピンクの箱だけ。


リボンを解き箱をあけると、中にはネックレス‼︎


「可愛い〜‼︎珀疾さん待ってー‼︎プレゼントありがとうございます‼︎」

「喜んでくれたんなら良かった〜…。こんな日こそ、昼休み来いよ」

「忘れられてるかと思っちゃって……」

「杏菜らしいな。早く帰るぞ」

「ふふっ、はーいっ」


ぐしゃぐしゃとあたしの髪を撫でた。


チラッと横目で見た珀疾さんは、珍しく耳が赤い……。



誕生日ぐらい一緒にドキドキして下さいねっ。