優しい先輩はとんでもない不良でした




「おめでとう」の言葉も無ければ、会いに来てもくれない。


何もナシですか…?


ちょっと寂しいかも……。



「杏菜おっはよ〜‼︎てか、誕生日おめでとー♪」

「ありがとう夏実‼︎今日、早速もらったリップつけたの‼︎」

「色白だから超似合ってる〜‼︎彼氏からは⁉︎」

「それがー……まだ何も…」

「これからかっ‼︎期待だねぇ〜♪」



期待して待ってるのに、珀疾さんから何もないまま。


もう、いじけてやる〜‼︎


昼休みに美術室行かないから‼︎


「アンタ彼氏放置で良いの〜⁉︎」

「良いの‼︎だから夏実とお弁当食べる‼︎」

「いじけてるだけじゃん…」

「いじけてやるの‼︎もう知らないから‼︎」


夏実とお弁当を食べて、午後の授業も寝てやった。


自分勝手なわがまま。


尚更虚しくなってきた〜……。



放課後、トボトボ教室から出るといきなり壁につかれた腕で行く道封鎖。


ハッと顔を上げると超不機嫌顔の珀疾さん⁉︎